「なんとなく」で植えていませんか?「浅植え・深植え」の生育の違い
こんにちは。
ヘッドガーデナーのハラです。
新しい苗を買ってきて、いざお庭に植えるとき。皆さんは「どのくらいの深さ」に植えるか意識していますか?
実は、この「植える深さ」ひとつで、その後の植物の成長が劇的に変わるだけでなく、最悪の場合、枯れてしまう原因にもなるのです。
今回は、意外と知られていない「浅植え」と「深植え」のメリット・デメリット、そしてプロが実践する「失敗しない植え方」を
お伝えします。
1. 「深植え」が引き起こすサイレント・トラブル
「しっかり根付くように」と、ついつい苗を深めに植えてしまう方は多いです。
しかし、これが植物にとっては大きな負担になることがあります。
呼吸困難: 根は土の中でも呼吸をしています。深く植えすぎると酸素が届かなくなり、根腐れを起こしやすくなります。
病気の原因: 本来、地上に出ているはずの「茎」の部分が土に埋まると、そこから湿気で腐ったり、
土中の病原菌に侵されたりするリスクが高まります。
初期成長の遅れ: 茎から「不定根」という本来不要な根を出そうとエネルギーを使ってしまい、時間が立つと
上の根と下の根と根域が分かれる2段根という状態になり、本体の成長が止まってしまうこともあります。
2. 「浅植え」は根張りのエンジンをかける
一方で、プロの現場や農家さんでよく推奨されるのが「浅植え」です。
根が元気に動く: 浅く植えることで根に十分な酸素が供給され、新しい根が活発に伸びようとします。
活着が早い: 地面に近い暖かい土に根が触れるため、初期の根張りがスムーズになります。
ただし、極端な浅植え(根鉢が丸出し)は乾燥の原因になるため、根鉢の上がかすかに地面から出るくらいが良いですね。
3. ポールズガーデン流・植栽の極意
私たちがお庭づくりで大切にしているのは、「その植物が原産地に似た環境を再現すること」です。
基本は、苗がポットに入っていた時の土の表面と、お庭の地面のラインを揃えるか少し出るくらいに植えること、
心配がある植物は支柱で支える事と バラのように接ぎ木苗が流通の大部分を占めるものは
接ぎ木部分は病気を侵入させないために絶対に出しておかなければならないものもあります。
「うちの植物、水をしっかり与えているのになんだか元気がないな…」と思ったら、
一度根元を確認してみてください。土が被りすぎて苦しそうにしていませんか?
ポールズガーデンの「ガーデニング12のポイント」でもお伝えしている通り、技術にはすべて理由があります。
正しい植え方で、植物たちがのびのびと育つお庭を一緒に作っていきましょう。
お困りごとは、ポールズガーデンまでご相談ください。
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